2017年1月31日

ホンモロコ


毎年1月下旬にはこの比之宮では一面雪が積もります。 モロコの養殖池も雪に埋まり、泥はき用に使っていたサイロも表面が凍るのでなかなか解けません。 ところでホンモロコは4月から5月にかけて産卵します。気温が12℃以上ないと産卵しません。ふ化した稚魚にはミジンコを与えてその後、配合飼料を給餌して体を大きくしていきます。給餌は自動餌やり機を用いて1日4~5回与えます。 池の水は、プランクトンの繁殖をうまくコントロールして常に緑色に保ちます。 それは、野鳥からモロコが身を隠したり、池の底に生えるホンモロコの育成に不要な藻の繁殖を防ぐことができるのです。また酸欠にならないようにしたり、水を清潔に保つなど、健康な魚を育てるために池の管理には細心の注意がいります。9月中旬~11月には7~8㎝ぐらいになり、出荷できる大きさになります。 それから水揚げ後1週間ほど泥はきさせてから、出荷できる状態になります。 ホンモロコの旬は10月~翌年の2月までが一番おいしいとされています。

2017年1月5日

蓄養

今年の親魚になるモロコ達です。冬の間は餌をあまり食べないので春までやらないのですが、今年はまだ気温も高いせいか餌を少し与えたら水面まであがってきて結構食べていました。ホンモロコは胃袋がないので与えればどれだけでも食べます。体重1gに対してメスは100個の卵を生むので慎重に作業したいと思います。

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